encourageのブログ

うつ病の経過に応じて、必要な情報を、わかりやすくお伝えします。

第2回 診察を受ける、休職をする

f:id:encourages:20171121193916j:plain

主人公のプロフィール

橋本さん(45歳)
居住地:東京都
家族構成:妻(43歳)、長男(15歳)、長女(13歳)

※本ストーリーは、うつ病から社会復帰をされた方々へのインタビューを基に作成したものです。

※橋本さんは、うつ病経験者の方々へのインタビューを基に設定した架空の人物です。

 

心療内科に行く

近所の人に通院がバレるのがイヤだったので、自宅マンションから3駅離れたところにある心療内科クリニックに行くことにしました。ただし、予約できたのは1ヵ月後。

その間、だましだまし会社に通っていましたが、ますます症状がひどくなっていました。そして予約した当日、電車に乗ってクリニックに行きました。

 

うつの診断を受ける

待合室では知っている人がいたらどうしよう、とビクビクしていました。待っている間に問診票にチェックを入れていくと、ほとんどが当てはまり、「やっぱり自分はうつなのかな」と不安が広がっていきました。 

 

そして診察室に呼ばれ、医師から問診を受け、「軽いうつですね」と言われました。まるで「風邪ですね」と言っているような医師の話し方に、なぜかホッとした橋本さん。

うつと診断されるとショックを受けると思っていましたが、「病名がわかったからこれで治療が始まるし、しっかり治療すれば、眠れないとか不安な気持ちもすぐによくなるに違いない」という気持ちになれました。


待合室にはたくさんの同じような患者さんがいたので、うつは意外と普通の病気なのかな、と思ったりもしました。

 

休職の手続きをする

f:id:encourages:20171121193919j:plain

うつと診断されたその日、医師から勧められて会社を休職することにしたため、そのことを上司に連絡。次の日、上司に付き添われて人事部に行きました。

 

そこで、人事の担当者から会社における休職の手続きや制度について説明を受け、書類を渡されました。

休職は最大半年間、休職中の給与は無し、退職金の年数に含まれない、半年間休む場合は賞与の査定対象外になる、傷病手当金は申請が必要なので確認する、休職中の連絡については強制ではないが月1回程度上司または人事部とやりとりしたい、等々。

しかし、橋本さんは実はこのやりとりをあまり覚えていません。説明を受けたような気がするくらいの記憶です。不眠や不安によってそれを理解するだけの気力がなかったのです。

そして翌日から休職に入りました。

 

お役立ち情報

医師の勧めで休職することになったとき、参考となる記事です。

●うつ病で休職はできる?休職時に必要な手続きは?

●療養中の生活費を保障する制度「傷病手当金」

 

 

次回は「第3回前編 うつの治療をする」です。

 

encourages.hatenablog.com